虚勢の銀貨

東村の日々の記録

冷やしブログはじめました

 【私について】

 お初お目にかかる方も、お久しぶりの方も改めまして、東村と申します。

 このブログは、世間への嫌悪と自分の無力さの中で惨めに悶える私の、日々の心情や感じたこと、後悔についてつらつらと駄文を重ねるために開設しました。同時に、私の過去作を公開する場になれば、とも考えております。

 

 さて、そういうことですので、初回には私について少し書いていこうと思います。

 

 私、東村は冷戦終結の数年後に爆誕し、幼少期は東京のスラム街に住んでいました。その後、埼玉に越し、就職するまでは同じ市内に、就職し社会人となってからはハイカラお洒落街で神戸市民をしております。

 現時点で断っておきますが、私はネットで特定されても何をされてもほとんど意に介さないので、結構固有名詞を使っていきます。勿論、誰かを登場させる際にはそれ相応の配慮、もしくは本人の了解を取るようにしますよ。

 

 私をTwitterで知っている方は時折「礼儀正しい」「丁寧」とプラスの評価をしていただけるのですが、個人の場や現実の私はその真逆を行きます。つまり、下賤で下品で下劣な無能です。社会生活に必要な要素が欠落し、遺伝性疾患を三つ抱えたポンコツです。

 それを踏まえて、今後お読みいただけると幸いです。

 

 

 

人には好かれるよりも嫌われる方が多かったです。成功よりも失敗の方が遥かに多く、「ありがとう」よりも「すみません」を言った回数は天と地ほどの差があります。

「自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです/人間失格」正にその通り、私には他人が何を求め、何を求めていないかが全く持って理解できません。人の冗談が分からず、顔色が読めず、空気を読むとは何をすることなのかが判りません。だから、私は黙っていることを選びました。口を開かなければ誰も寄ってきませんし、誰も好んで注意に留めようとしません。誰でもない、存在するのかしないのか輪郭を失った第四者であろうとしました。

 

 これをエクスキューズにするわけではありませんが、2017年9月、私はADHDの診断を受けました。俗にいう発達障害、医学的には自閉症スペクトラム。生まれ落ちた瞬間から、私は気付いていないだけで欠陥を持った人間だったんです。ADHDについては概要を書いた記事やブログがたくさんあるので割愛して、私の体感、私が見ている世界について少し書いていきます。

 

 違和感に気付いたのは入社して三ヶ月が経つ頃でした。それまでは学生という身分であり、労働するといってもアルバイト程度で、個人主義でもなんとかなっていました。ですが、社会という大海に放り捨てられ、周りとの差を如実に突き付けられました。

 まず、私は一般的な人と比べて集中力が続きません。ここまでたったの1000字しかありませんが、書き始めて既に二時間が経っています。内容を吟味したり、データを探したりしているわけではありません。集中力が途切れて別ものもへ関心が行き、遅々として進まないのです。職場でも、視界にいるだ誰かが動くだけで集中力は途切れます。シュレッダーの音でも、間食のにおいでも、携帯電話のバイブレーションでも。「集中力が続かないのは真剣にやってないから」とはよく言われますが、如何でしょう、「常に前回止めた地点から始められるオートセーブ機能」があるゲームでも、ランダムに不定期に突然に電源を落としたりリセットボタンを押したりされれば、他のプレイヤーと同等に進められると思うでしょうか。

 私の毎日はそんな感じです。ずっとこれが普通だと思っていました。だから、会社の先輩達はチート性能の集中力を持っていると勝手に考えていたんですが、おかしいのは私でした。

 また、持続力の無さと同じ頻度で語られる代表的な症状として、ワーキングメモリの欠如があります。同時並行で物事を進められず、少し長い説明や指示になると最後まで聞く前に前半の内容を忘れてしまいます。1~10のことを説明されるとして、覚えていられるのは4,6,8,9,10くらいです。更に、「1~10をやっておいて」という指示の場合は4,6を終えるまでに9,10の内容が飛びます。10頼まれて、達成できるのは3つか4つが関の山でしょう。

 私が感じている三つ目の症状が、時間管理のずさんさです。私は基本的に時間管理が極めて下手です。タイムスケジュール通りに仕事を進められず、また自分で進められるスケジュールを立てることもできません。そのせいで、飛行機に乗り遅れたり、待ち合わせに遅刻したりします。さすがに他人に迷惑をかけるのはいけない、と思い、集合場所へ多少早く到着しようとすると、一時間半は早かった、というのがざらです。

 

 如何でしょう、集中できず、指示は達成できず、スケジュール管理が死ぬほど下手。こんな社員や後輩がいたとして、みなさんならどう接するでしょうか。

 私もこれに甘えて何も対策を打たないわけではありません。指示は逐一メモに残し、集中できる環境を作り、スケジュール表には15分単位で記入して移動経路は必ずスクショに残しています。ほんの多少はマシになりますが、マイナス3がマイナス2.7くらいの変化です。一般的な1もしくは0には程遠く、どうにもなりません。

 

 だから、私は基本的には一人でいることを選びます。一人で動いていれば他人に迷惑をかけること、少なくとも私の巻き添えで不快な思いをすることは少なくなるでしょう。一人なら他人の顔色を伺うことも、空気を読むこともなく、誰かの邪魔になることもそこまで多くないですから。

 

 

 でも、時折、こんな人未満の私でも淋しくなることもあります。このブログは、そんな人未満が惨めな金切声をあげる場所、それくらいに思ってもらえると嬉しいえす。