虚勢の銀貨

東村の日々の記録

2018-01-01から1年間の記事一覧

えっちゃんが最強

久し振りにバイクのことを書こうかなと思います。 多分、ここで説明したことはありませんが、私のバイクはKawasakiのVersys-x 250 tourerというモデルです。 某ゲームを真似て、Versys-xのxを取って「えっちゃん」と呼んでいます。 えっちゃんの形は、多分皆…

泥人形は人様の夢を見るものです

「パパ活」なんて言葉が耳慣れてきましたね。ある程度経済的に余裕のある男性と食事や買い物をして、その対価として金銭を受け取る、言うなれば援助交際です。パパが娘にお小遣いをあげる様子をなぞっているんでしょうが、「パパ」が対価として要求されるの…

針の折れたガンガゼ

少し前の記事で感情が平坦になってきた旨を書いたと思います。 gleich-sterbe.hatenablog.com よくよく考えてみれば、これ、自然発生的なことではなく私が意図してやっていたことなんですね。 私、基本的に負の感情の方が圧倒的に大きいタイプの人間なんです…

パンドラの匣には希望が残りました、とさ

中国で世界初のゲノム編集ベビーの誕生しましたね。ただ当人は倫理委員会や民意を味方につけていたわけではなく、独断で人の遺伝子を改竄した悪の権化のように扱われています。今日は遺伝子編集について書いていきましょうか。 まず、ゲノム、遺伝子、DNA、…

真綿で首を絞められるような

最近、露骨に感情のふり幅が薄くなってきたと感じます。私は元来、そこまで表に感情を出すタイプではなく、というよりプラスの感情の表現方法をあまり知らないタチでした。何か嬉しいことがあっても、それを手放しで喜ぶのはなんとなしに恰好悪い、と思って…

異形の者は障害か

〈発達障害〉なんて聞くと、定常発達できず、どこかに欠陥がある人、もしくはそれが阻害要因となっている障害者、を連想するんではないでしょうか。ただですね、やはり当事者、専門家、縁ない人、この三者によって厳密な解釈が異なるのが実状です。異なるか…

久し振りにおこです

今日、『ミュージックステーション』に出演予定だった某グループが、番組側から出演キャンセルされるという異例の事態がありましたね。t.A.t.Uの件もありますが、彼女らは自分から降りたのであって、番組ひいては制作側からNGを出されるのは類を見ないようで…

歯車にもなれない木偶人形

そういえば、まだ厳密にどういった方向へ向かうかは分かっていないんですが、ひとまず会社を辞めるのを止める方向に動いています。可能なら今すぐにでも辞めたかったんですけどね。。。 元々辞めようと感じたのは、別段生活の伝手を見つけたわけでも、ハラス…

仮装するなら愚者より賢者がいい

集団心理で暴走した馬鹿共が渋谷で暴動を起こして、ここ数日騒ぎになっているのを目にします。どうも日本の知能が低い連中は、「ハロウィーン=コスプレをすれば何をしても免罪符になる日」と勘違いしているようです。 よもや私のブログを読んでくれている方…

機械が人間様に勝てるわけがないだろ!いい加減にしろ!

前回から大分日が空いてしまいました。すみません。 最近職場や担当顧客のみならず、テレビや電車の中吊り広告でも「AIだIoTだ」と騒がれているのを目にします。私は曲がりなりにもIT企業社員ですから、コンプライアンスに引っかからない程度にそのことにつ…

目指すのは随一ではなく唯一

表現の自由。この言葉は今までどれだけの人に曲解され、捻じ曲げられてきたでしょうか。 そもそも日本人は「自由」という言葉に弱いと思います。日本の歴史上、自由を求めて散っていった先人は多くいますが、国家レベルで自由に向かって走ったことはほとんど…

Es ist zu spät, wir Jetzt verbessern.

最近、何故か今の日本の若い労働層に焦点を当てた記事を目にする機会が多くなったように感じます。私がそういうものを求めているのか、それとも時流として当たり前のことなのかは分かりませんが、ともかくここ数日いくつかの記事に目を通しています。 複数読…

短く、激しく

「将来的に」という言葉が嫌いです。 将来的に役に立つ。将来的に価値が上がる。だからなんなんですか? 「将来的に」が枕詞として使われることを理由に何かをするなんて、そのものに理由を見つけられなくてこじつけているだけじゃないんでしょうか。 日本生…

頭の中はワインセラー

言葉、というものはある意味生薬です。どんな言葉を一つとっても、適切なタイミングに適切な量を摂取できなければ、意味がないどころか毒にもなってしまいます。これは何も愛を囁く特別な言葉に限らず、私達が日々話している、一見取り留めもないようなもの…

暇をつぶさない暇つぶし

技術の発展は、確かに人の生活を豊かにしたかもしれません。半世紀前には、地球の裏側の住人とほんの数秒のラグだけで瞬時に連絡を取れるなんて、誰ができたでしょう。まして衛星電話や軍の通信を除いた一般市民が、です。 さて、本日は技術の進歩に焦点を当…

健全とは、勝者のいない蠱毒

さて、予告通り今回は「表現者たるものかくあるべきでは」という私の独断と偏見に満ちたことを書いていきます。 前回の記事はこちらから。 gleich-sterbe.hatenablog.com まず、皆さんは「表現」というもの、ことについてどのように考えているでしょうか。表…

「気に入らないもの=悪」は通用しないでしょ

表紙がアダルティなライトノベルについて、最近ツイッター界隈が荒れていましたね。 それについて、私としても思うところがありますので、今日はそれについて。 ことの発端は以下に引用しているツイートでした。 『きょう書店で娘が心底嫌そうな顔で「お父さ…

中身がない人は嫌いです。

皆さんこんにちは。 散々この場を「政治主張の場にしない」と言っていましたが、今回は少し書かせてください。 というのも、今朝Facebookで安倍首相批判をしている母校の講師の記事が上がっており、私としても思うところがありましたので。 その人曰く、「安…

もの書く人々

文章を書く、というのはどういったことでしょう。 昔は紙と筆を手に取って、墨で何かを象る行為。更に遡れば、紙ではなく石や骨や葉が下地となっていました。でも、人間が文明と呼ばれるものを手に入れて、いや日本が文明を手に入れて約2000年。その中で主流…

蔵書紹介:『アイの物語』

AI、と聞いて肯定的な反応を示す人はどれくらいいるのでしょう。 少なくとも今の社会人(IT企業に勤めていたり、世間の情勢について調べるのが好きな人を除いて)はいい感情を持っていないのではないでしょうか。 「AIに仕事を奪われる」「AIが台頭したら人間…

青い血、赤い鱗

厳しい冬に人は飢え、しかしそれは人魚にも降りかかる災難であることに変わりはなかった。重い鉛色をした海と、灰神楽の方が美しいとさえ言える濁った空は彼女の母が死んでから今日まで、延々と続いている。 「人間の住む街は美しいものだよ」 彼女の脳裏に…

やりたいことはたくさんあったのに

きっと、タスクは人の感覚を鈍麻させるんですね。 一つのことに注視しすぎるあまり、他のことに意識が回らなくなるのは本当のことなんだろう、とここ最近で経験しました。 以前、私は頭がぶっ壊れているのを誤魔化すために、ある程度定常発達の方々の真似が…

ビバ!人としての命日!

昨日、退職の意思があることを上長へ話してきました。 これで私の新卒のカードはなくなったので、日本の労働市場では死んだも同然ですてへぺろ。 さて、その原因ですが、実際のところいろいろあります。 「二年で一人前の研修」とは名ばかりの、入社半年で独…

流れに杭を打つような

「コストパフォーマンス」という言葉が嫌いです。 再三、現代の経済至上主義が嫌いなことは書いてきましたが、この言葉は経済至上主義を標榜してあまりあるものだと思っています。私はBtoBのIT企業のインフラ営業ですから、顧客がこの言葉を使うのはまだ分か…

暇がないならケーキを食べればいいじゃない

「貧乏暇なし」なんて言葉があります。 故事成語なので解釈が分かれますが、ここではそのまま「金がないと、それを稼ぐために奔走して、暇がなくなってしまう」という意味としましょう。 私はね、この言葉が現代の日本人のほとんどに当てはまるんじゃないか…

悩むな、考えよ

哲学、なんて言葉が市民権を持ち始めたのはいつからでしょうか。 古代のPhilosophiaについて私見をいうのではなく、私達一般市民が当たり前のように使い始めたのはいつからだろう、ということです。 でもまず、そもそも哲学とはなんでしょうか。字面を見ると…

蔵書紹介:『ニューロマンサー』

サイバーパンク、というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。『攻殻機動隊』『ブレードランナー』『マトリックス』『アップルシード』『銃夢』『コールオブデューティ ブラックオプスⅢ』『ハーモニー』などなど。ジャンルとしては「機械や科学技術(サイバ…

便利≠善

今現在、私達は大量生産大量消費の世界に住んでいます。 一人一人の意識がそうでなくても、日々廃棄になる食材や、在庫落ち、アウトレットとなって売られるものは数多く、その実態を全て把握することは難しいです。 地産地消やLOHAS、自家菜園が軽いブームに…

今回のツーリングの理由

ご存じの方もいるとは思いますが、この三連休、金曜日に有給をくっつけて四連休にして神戸-埼玉間の弾丸ならぬ無鉄砲ツーリングを敢行しました。 事故を起こしかけること5回、熱中症で死にかけること5回、往復1200kmの中でニュースに出るチャンスが10回はあ…

蔵書紹介:『モールス』

異類婚姻譚は世界中で語られる寓話や伝承です。 現代でも排斥されるどころか、ヨーロッパ諸国では法的に認められています。私の記憶が正しければ、2000年代に入ってから、フランスのエッフェル塔と結婚した女性がいたはずです。 ポップカルチャーでも根強い…