虚勢の銀貨

東村の日々の記録

水素に生まれ変わりたい

 梅雨が明けないで嫌ですね。神戸は今日も雨が降っています。

 

 もうすぐお盆ですね。帰省する予定ですが、多分、ほとんど人と会えないんでしょうね。時期が時期ですし。緊急事態宣言が出る前よりも感染者が増えていますからね。

 なんで緊急事態宣言をもう一回出さないか気になる人もいるんじゃないでしょうか。私もざっくり調べたんですが、政府は経済効果をかなり気にしているみたいですね。再宣言をすれば、また休業補償や給付金をばら撒かないといけませんからね。今の状態でそんな財源も余裕もないんでしょう。このままいけば4月より確実にひどいことになるのにね。看護師さん達はこの大変な中、文字通り命張って働いたのに、夏季ボーナスカットやら手当カットやらありましたからね、今退職希望者多いみたいです。

 

 さてさて、コロナ騒ぎでいろいろ忘れていましたけど、もう2020年も半分が終わったんですね。早いもんで、あと4ヶ月ちょっとで2021年に入りますね。歳をとってから、こと社会人になってから一年過ぎるのが本当に早くなったと思います。平日は早く終われと祈って、休日は夕方くらいまで寝て、大学を卒業して四年間、何をしていたんでしょうね。

 最近ね、よく思うんです。今まで生きてきたのは何のためなんだろって。ここ十年分くらいあんまり覚えていないんです。イベントがあった一日とかはピンポイントでは覚えていますけど、それ以外の日常?をどう過ごしていたか、ほとんど覚えていないんです。

 大学のどんな場所が好きだったか、いつもどこにいたか、休日はどう過ごしていたか、日課はあったのか、思い出せないんです。覚えていない、というよりも混濁している、と言うほうが正確かもしれません。時系列が因果関係がぐちゃぐちゃになってアイコンは浮かぶんですが、全体像が出てこないんです。

 仕事を始めてからの記憶はより顕著です。一年目のことなのか、二年目のことなのか、去年のことなのか、先月のことなのか、記憶を手繰ろうとするのは、ひっくり返した本の山から一文を探すくらい手間で煩雑です。

 

 私ってなんなんでしょうね。最近あんまり喜怒哀楽、といいますか、感情の起伏もなくなってきました。本当ならね、GWはバイクで帰省して地元の友達と会って、5月下旬にはタイに旅行に行って、7月の四連休は高知の四万十川まで行って、って予定を立てていたんです。お盆も久しぶりに実家で特に予定も立てないでゆっくりしたいな、とも思っていました。でもね、ぜーんぶダメになったんです。コロナと長引く梅雨、私の実家事情のせいで、私が立てていた予定全部ダメになりました。

 4月以降、怒られる数が増えたんです。怒られない週はありませんでした。私なりに、それなりにやっているつもりではあったんですが、どうにもやっぱりダメですね。何度も怒られるうちに、とうとう課長から「この調子じゃうちの部署には置けない」って言われました。私を管理して一人分働かせるより、課長が余計な負担を被っても私を除籍する方が得、と判断されたんです。幸いまだ同じところにいますが、明日飛ばされても仕方ありませんね。

 そんなことがあって、何よりも迷惑をかけないように立ち回って、繁忙期でもなんでもないのに退勤は毎日20時過ぎで、そんな生活がここ二ヶ月くらい続いてます。そんな状況を忘れたくて、ひとまず現実から離れたくて、遠くに行く予定を立てていました。

 でも、それもかないませんでした。考えすぎだってのは自分でも分かっていますけど、なんかもうこうも続くと、世界中が私の楽しみを潰すために動いているんじゃないかって思うんですよ。長く続く在宅勤務で、寮の粗末な椅子に座り続けて腰を壊しました。除湿器が故障して、降り続く雨と湿気でスーツ二着にカビが生えて捨てました。四月からろくなことがありません。なんで私だけなんでしょうか。

 

 発達障害のせいにすれば全て解決するんでしょうか。周りのせいにすれば全部腑に落ちるんでしょうか。多分、両方とも違うんでしょう。普通の、立派な、人間らしい、人なら「残念だけど仕方ない」「悲しいけどしょうがない」と割り切れるんでしょうか。私には無理です。無理でした。だからいつも我を通そうとして、人間関係にヒビを入れてしまうんでしょうね。能力がないのに権利の主張ばかりだから周りから嫌われるんでしょうね。全部自分で蒔いた種、全部自分の責任です。しょうがないですよね、どうせあと二ヶ月ちょっとなんでようし、それすらダメなら、本当にもうどうすればいいんでしょう。

 

 早く、ゆっくり休みたいです。

 

 ゲヘナより哀を込めて。